ペットの終活
大切なペットにもいつか死が訪れます。
家族同然のペットの終活は考えたくないのが本音です。しかしいざという時に焦ったり後悔したりしないためには、目を背けることなくきちんと向き合っておくことが大切です。
1.延命治療するかどうか決める
これについては飼い主さんも相当悩むことですよね。長年一緒にいたペットだからこそ「もっと一緒にいたい」と思う方もいらっしゃるでしょうし、逆に「これ以上苦しませたくない」と思う方もいらっしゃいます。
ペットが亡くなった後も「これで良かったんだろうか」「あの時こうしていれば」と後悔は尽きませんが、どんな選択をしても「あの時こうしていたら違っていたんじゃないか」と思ってしまうものです。
延命治療をするかどうかは飼い主さんが決断しなければいけませんが、どのような選択をしたとしてもペットのことを一番に考えた結果なので、ペットにとっては飼い主さんの選んだ方法がベストなのではないか、と思います。
2.寝床を整える
亡くなる前のペットはほとんど寝ていることでしょう。そして移動も困難になるため体温の調節などもできません。体温の低下に気を付けつつ寝床を温めてあげましょう。
自ら好きな姿勢で寝ることもできなくなっているため床ずれを起こさないようクッションなどを敷いたりするのも良いでしょう。
また自力でトイレに行けないことも考慮して、嘔吐や排泄などで汚してしまってもすぐに綺麗にできるように段ボール箱などを寝床にするのも良い方法だと思います。
3.家族で役割を決める
こちらは家族がいる場合の話ですが、延命治療をするか否かやどのようなお別れをするかを話し合っておいてください。
日中は誰が世話をするのか、ペットが寂しがりな性格であれば夜は誰が一緒に寝るのかなど、家族内で相談して役割を決めておくとペットも家族も安心して介護することができます。
家族みんなで「自分にできること」を考え実行するだけで、それぞれにかかる負担も減るでしょう。家族の誰かが疲れた顔をしているとペットも安心できなくなってしまうかも知れませんしね。
まとめ
ペットの一生は人間より短く、あっという間に駆け足で過ぎて行ってしまいます。そのためいつか必ずお別れの日は訪れます。
筆者も過去に数匹の犬や猫を見送ってきましたが、どの子の時も亡くなった後に悔やむことは多かったです。
後悔のない選択というものはないのかも知れませんが、お別れの前にペットが聞きたいのはきっと「ごめんね」ではなく「ありがとう」です。
ペットが一番望んでいるのは何よりも大好きな飼い主さんにたくさん撫でてもらったり、名前を呼んでもらったりすることなのかも知れませんね。
*ねこちゃんホンポ 2021/8/7
監修:獣医師 平松育子