お墓のタイプ
遺骨はお墓に入れないといけないのでしょうか?実はそんなことはありません。ずっと遺骨を自宅に置いておいても大丈夫です。ただし遺棄することは法律で認められていません。
仮に遺棄したことが発覚した場合は刑法上の罪に問われます。遺骨を捨てる人はいないと思いますが、誰かの遺骨を大事にしていた人が亡くなったあと、残された人がもて余すということは十分に考えられます。そうなるとやはり、遺骨の行く末を事前に考えておく必要が出てきます。すなわち「お墓をどうするか」ということです。
お墓は場所と埋葬方法の2点の組み合わせです。
1.場所
「お墓を買う」という言い方をしますが、お墓のある土地を「買う」のではありません。あくまでもお墓のある「土地を使用する権利を買う」だけに過ぎないのです。お墓の場所は以下の3つに大別されます。
◆寺院墓地…お寺さんの墓地
◆公営墓地…いわゆる「〇〇霊園」
◆民営墓地…石材店や宗教法人がやっていることが多い
2.埋葬方法
埋葬の仕方は、従来は遺骨が骨壷に入った状態で先祖代々のお墓もしくは納骨堂というのが一般的でしたが、最近は樹木葬や散骨を望む人が増えてきています。また、常に身近に置いておけるということで、遺骨をアクセサリーなどに変えて手元供養する人もいます。
◆樹木葬…墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓です。桜や紅葉などのシンボルツリーの周りに遺骨が埋葬されます。
◆ 散骨…遺骨を粉末にして野山や海などに撒く葬法です。
こうした葬法を望む人が増えている背景には、少子化や未婚率の上昇でお墓の後継者がいない、また後継者がいたとしてもお墓を維持するのは大きな負担になると考える人が増えているということがあります。

従来の埋葬方法だけでなくお墓の種類や埋葬方法が多様化して選択肢がある現代です。縁起が悪いとかまだまだ先の事といわずに、時間や心の余裕がある今こそじっくりと自分の希望する埋葬方法を考え、残された人が困らないように遺骨の行き場所は事前にきちんと手配しておくことが大切です。